祖母の葬儀を終えて。
父方の祖母が、先日他界し、昨日、今日で通夜・告別式が行われました。
97歳、老衰。大往生だったと思います。
ただ、私は、祖母は余裕で100歳まで生きているんじゃないか、と
漠然と考えておりましたので。
ここ1年の間、急激に心身共に弱っていく祖母を見ていて、人間って思い通りにならないんだな、と改めて思ったのでした。
介護施設と病院を行ったり来たりの1年、私が最後に会った2ヶ月前は病院に入院中で、がりがりに痩せており、かわいそうなくらいでした。その時から長くないのかな、
という気持ちはあったのですが…。こんなに早く逝ってしまうなんて…。
人間って儚いなぁ…。
誰にも看取られず、施設で一人、ひっそり息を引き取った祖母。
看取ってあげられず悔やまれますが、とても穏やかな顔で、肌も綺麗で、本当に眠っているようで。苦しまずに逝けたのかなぁ…と思いました。
祖母は私が結婚して家を出る二年半前までずっと同居しており、大事な家族でした。
時には祖母の考えを理解してあげられないこともあったし。
ここ数年は、特に老いを感じさせる言動も目立っていたので。
いずれこんな日が来ると、分かってはいたのですが。
実際そうなってみると、寂しいですし、とても切なくて、胸が痛かったです。
火葬場って、残酷だな、と18年前、母方の祖母を見送った際も思ったのですが。
今回も本当に…悲しくて涙が出ました。胸がつぶされそうに苦しかった。
葬儀までの間、ドライアイスで冷やされ続け、最後は火で…。
かならず誰もがいずれそうなるのは分かっていても。
人生の儚さを感じさせられ、自分はこれからどうやって生きて行くのだろう。
と、改めて考えさせられました。
骨になり、もう祖母は本当にいなくなってしまった…という現実は
今、心も体も疲弊してしまっている私には相当堪えましたね。
実は、先月半ば、会社で就業後に倒れて、救急車で運ばれたのです。
一日中めまいがして、胸も苦しくて、物凄く怖かった。
結局救急で見てもらった病院では、血液検査しかせず、
点滴を打っただけで帰されたので。根本的な原因は分かりません。
ただのパニック障害なのか、本当にどこか悪いところがあるのか。
不安があります。
少しずつ、病院に通って、診てもらっているのですが…
なかなか良くなりません。
早く元気になって、実家の両親や兄、そして夫に心配をかけないようにしないと。
そして、どこかで見守ってくれているであろう祖母にも、これ以上心配をかけないように。
結婚してからは、子供を持つべきか、ずっとずっと悩んでいる私ですが、
祖母の死去で改めて、子を産むということは、生と同時に死を与えることなのだと
実感しました。生まれてきたものは、いずれ死んでしまう。
子を持つ責任はやはり重い。
年齢的にも厳しくなってきたし、元々の持病も、今原因の分からない不調も。
心にも体にも、健康と自信を得たら、その責任を受け持つ勇気が沸いているのだろうか…。
その時には既に遅いかもしれないけど。今のままでは無理なのは明白なので。
自分に与えられた何か使命のようなものがあるのかもしれないし。
今回の葬儀の会食中にも、お子さんは?と聞かれたり、色々言ってくるお年寄りの方々もおられたので、また悶々と悩みは続きそう。
でも、まずは自分が元気なることを目標にして。
泣いてばかりの毎日から、いつか抜け出したいのです。
そんなことを考えながら過ごしていきます。