キリンとリボンとミントグリーン

かなり心身弱くて生きづらい30代OLが単に語りたいだけのブログ。

頭から離れないことを無理矢理忘れようと努力する日々。

 

 

 

土日は仕事のストレスからは一時解放されるけれど、考えてもどうしようもないことが常に頭の中で無限ループしてしまうことがよくある。

 

「長年(10年弱)やりたい仕事が出来ない」という事実と同等に、今自分を苦している悩みは以前からも書いている通り、「子ども」のことである。

「子供を持たねばならない」、「夫の希望を叶えてあげなければならない」…。

そんな義務感と罪悪感につぶされそうな毎日。

30代前半、タイムリミットは目前。

 

街中で子供連れの母親をみるたびに、この人はどんな決意をもって産んだんだろう。

どうしたら産みたいという気持ちを持てるのだろう。

自分以外の人間の人生に責任を持つ重さに、立ち向かえるのだろう。

私は世の中のお母さんたちを本気で尊敬している。

自分では到底出来ないことを自然とやっている、という事が凄すぎる。

 

私はどんなに考えても、自分と同じ苦しみを与えるのが恐ろしい。

もっと大変な障害を持っていても必死で生きている方がいるのはもちろん分かっている。でも、自分が父から遺伝した体質で30年苦しんできたこと、生きにくさを感じ続けてきたことも事実なのだ。父自身も苦しんでる姿を隣で見てきたし、父と私を支える母の苦労も見てきた。私はこれ以上、誰にも迷惑をかけたくない。

自分と同じ体質を引き継いだら、最初から人生ハードモードだと分かっているのに、

夫の遺伝子を多く引き継ぐことに賭けて、産んでもいいとはどうしても思えない。

両親には、育ててもらったことは感謝している。両親の人間性は好きだ。だからこそ、この体で生まれてきたことが今でも悔しいのだ。

私自身も、両親も、もっと楽に生きられたのかもしれないのに、私が生まれてしまったせいで、苦労を掛け続けてきた。子供は兄だけで良かったんじゃないだろうか。

 

自分がマイノリティな存在だってことは、分かっていたはずなのに、何故か妊娠出産は自分でも自然と通る道なんだと過信して、結婚してしまったこと、夫には本当に申し訳ないことをしたと思う。

結局、産んでも産まなくても、彼には苦しい道を共に歩んでもらうことになる。

本当に自分は浅はかだったと思う。

自分の遺伝子なんて引き継いだら、子供が自分と同じように苦しむのが分かっているのに。完全に諦めて、踏ん切りもつけられない。

 

そんな心の苦しさを、なんとか軽くしたくて、なんとかどこか別の場所へ追いやってしまいたくて。毎日生きてる。

好きなものを買って、気を紛らし。

好きな甘いものを食べて、気を紛らし。

好きな音楽を聴いて、気を紛らし。

好きな小説や漫画を読んで、気を紛らし。

好きなアニメを観て、気を紛らし。

 

貿易実務の勉強をして、気を紛らし。

英語の勉強をして、気を紛らし。

 

でも、結局なにをしてもこの苦しさからは逃れられない。

いつか解き放たれる日がくるよう願い続けながら、今日も生きる。